未読日記 18日目  「小倉百人一首」

8月7日 「小倉百人一首」

           

百人一首は、お正月や学校の大会などで誰にも子供の頃から馴染みのある歌集です。
これはその一首一首を、美しい写真入のカラーで綴っています。

 

しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで   平 兼盛

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり   権中納言敦忠

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ  崇徳院

長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ  待賢門院堀河

 

どれも聞き覚えのあるうたですが、激しい恋の歌ばかりです。

隠さなくてはならないのに隠しきれない恋心、くるおしく迸る恋、逢瀬のあとの苦しさ募る思いなどを、なんて率直に表していることでしょう。

今ではひしひしとわかるそんな熱い想ひを、よもや知る事もなく
 「はいっ!」と、とった枚数を競っていた幼い日々を懐かしく思い返しながら読むのも、
大人になった愉しみのひとつかもしれません。