未読日記 8日目 「聖の青春」 「将棋の子」
7月28日
大崎善生
「聖の青春」
「将棋の子」
将棋をご存知の方にとってはあたり前の、奨励会や昇段の年齢制限などさえも、私は全く知りませんでした。
その厳しい世界を垣間見る事ができるだけでも、この本の価値は十二分にあると思います。
そして「聖の青春」では村山聖(さとし)という29歳でこの世を去った彼の、一筋に身命を賭して進むその姿に触れることができ、全く違う場所に住むわたくしたちにとって想像でしかないまでも、貴重な経験を与えてくれます。
何れも、自らの生涯では感じ得ることのできない心の波を教えてくれる素晴らしい教科書です。