未読日記 16日目 「ペコロスの母に会いに行く」
8月5日
「ペコロスの母に会いに行く」 岡野 雄一
映画化も決まり今は多くの方がご存知の1冊だと思いますが
最初は長崎で自費出版されていたものが、全国に広がり12万部を売り上げ、その上映画化とは!とびっくりしておりました。
これはフェイスブックの後押しもあるでしょうが、素朴な絵と飾り気のない表現が心にしみじみと染み込んでいく本の力を感じます。
認知症になった母と息子(筆者)の会話の中にある、切なさや可笑しさや深い愛情。
特に「母と息子」というのが、重さを軽減し優しさを増している気がします。
長崎弁の温かみがユーモラスに響きます。そして聞こえてくるようです。
「どがん映画になるとか楽しみばい。」